IPC分類を掘り下げる!

投稿者: | 2020年9月22日

J-PlatPatでIPC分類を見ることができても、
そもそもIPC分類の形式や内容が分からなかったら、
何が何だか、ちんぷんかんぷんですよねー。

ですので、ココでは『IPC分類』の内容を掘り下げて説明致します。

今回は『IPC分類とは?』で参考として紹介した
B60J 1/06
を例として、説明しますね。

『セクション』について

記載された文字を丁寧に解説すると、左側から、
先ず「B」は、『セクション』と呼ばれる分類の観点になります。
『セクション』は、A~Hの8つに分けられてます。

ちなみに「B」は《処理操作;運輸》というセクションです。
J-PlatPatのPMGSのページでも次の通りに表示され、確認できます。
※ちなみに『PMGS』とは、「パテントマップガイダンス」の略です。

『クラス』について

次に、最も左から「B60」までを、「クラス」と呼びます。

「B60」は《車両一般》というクラスで、J-PlatPatのPMGSのページでも次の通り確認できます。
※「クラス」の内容は「セクション」文字「B」隣の「プラス」記号のクリックで展開&表示できます。

そして最も左から「B60J」までを、「サブクラス」と呼びます。

「B60J」は《車両の窓,風防ガラス,非固定式の屋根,扉または同類の装置;車両に特に適した,取外し可能な外部保護カバー》というサブクラスです。
J-PlatPatのPMGSのページでも次の通り、確認できます。

『グループ』について

「B60J 1/06」の中で「1/」の部分を「グループ」と呼びます。

「B60J 1/」は《窓;風防ガラス;そのための付属装置》というグループで、J-PlatPatのPMGSのページでも次の通り確認できます。

そして最も左から「B60J 1/06」までを、「サブグループ」と呼びます。

「B60J 1/06」は《2枚以上の窓ガラスから成るもの》というサブグループです。
J-PlatPatのPMGSのページでも次の通り、確認できます。

特許分類の『階層』を知ろう!

すでにお気づきの方もいるかと思いますが、
「B60J 1/06」の内容は、
《・・・2枚以上の窓ガラスから成るもの》と記載され、
説明文の前にドット記号「・」が付いていることが確認できます。

そして、このドット3個《・・・》こそ、IPC分類の『階層』を意味しています。

具体的に説明すると、ドット3個の「B60J 1/06」に対して、
直前の分類の「B60J 1/04」は、《・・調整できるもの》と記載されたドット2個の階層となっており、「B60J 1/06」の『上位』の階層、ということになります。

そして、更にもう一つ前の分類「B60J 1/02」《・車両前部に配置したもの》の階層も踏まえると、「B60J 1/06」のIPC分類を付与される特許は、

《・車両前部に配置したもの》であって、
《・・調整できるもの》であって、さらに、
《・・・2枚以上の窓ガラスから成るもの》という技術内容、
であることが、理解できます。

また、コレに「B60J 1/」の内容も加わり、最終的に、
《処理操作;運輸》で、
《車両一般》で、
《車両の窓,風防ガラス,非固定式の屋根,扉または同類の装置;車両に特に適した,取外し可能な外部保護カバー》であって、
《・車両前部に配置したもの》であって、
《・・調整できるもの》であって、さらに、
《・・・2枚以上の窓ガラスから成るもの》という技術内容、
ということになります!

つまり、IPC分類を丁寧に確認し、理解することで、
特許の検索の際に、スムーズに、特定の技術内容に的を絞った調査が可能となるのです!

今回の説明は以上になりますー。

ではまたでーす(^▽^)/

コメントを残す