皆さんご存じですか?
FI分類。
ひょっとすると、特許調査を始めたばかりの頃って、
IPC分類よりも、FI分類の方を使うことが多いかもしれません。
その理由は、
・レクチャの講師から「国内調査ならとにかくFIを使って!」
・先輩方から「日本での特許調査ならFIだよー!」
ってな感じで、言われることが多いんですよね。
でも何故、FIを使う方が良いのか?
今回は、FI分類(File Index)の存在意義や、
基本的な形式を学んでいきましょー。
FI分類のかたち
先ずは、記載形式を見てみましょう。
B60J5/00,501@B
こんな形です。
お気づきの方もいるかと思いますが、
IPC分類に似てますよね。
なんでFI分類が存在する?
素朴な疑問として、
「すでにIPC分類があるのに、FI分類、必要かな?」
なんて思う方も多いのではないでしょうか?
実はFI分類が作成された理由については、
『日本国内の技術事情』が大いに関係しているのです。
もう少し説明すると、日本国内の技術の状況を考えた場合、
・諸外国に比べて一段と進んでいる技術が存在する、
・日本特有の技術が存在する、
などの事情があるときに、そのままIPC分類を付与してしまうと、
特定のIPC分類に多量の文献が集中してしまい、
後々の検索の際に効率が悪くなってしまいますよね?
なので、日本独自にIPC分類を細展開し、
IPC分類とともにFI分類の付与も行うことになったのです。
本日はここまで!
FI分類の具体的な形式については、
『FI分類の具体的な形式』で説明しますね~。
ではまたでーす(^▽^)/