では、FI分類(File Index)の形式について、
具体的に見ていきましょー。
『展開記号』について
先ず、FI分類の例を見てみます。
B60J5/00,501@B
すでにIPC分類をご存じの方ならお分かりかと思いますが、
「B60J5/00」の記載形式は、IPC分類そのものと同じですね。
では「501」の部分は?
はい。これが『展開記号』です。
IPC分類に続けて記載するときは、
上記の通り「,(カンマ)」を間に付けて記載します。
なぜ『展開記号』があるのか?
簡単に言えば、『IPC分類の最小単位(グループ)だけでは、正確に技術分類が行えない』と考えられる場合に、『展開記号』を設けて、後々の検索精度の向上を図っているのです。
では例を見てみましょう。
IPC分類の最小単位(グループ)に続けて『展開記号』が細展開されてますね。
※以下ではIPC最小単位はB21B 37/00、展開記号についてB21B 37/00,210等があります。
『分冊識別記号』について
ではでは「B」の部分は?
はい。これが『分冊識別記号』です。
『展開記号』またはIPC分類に続けて記載するときは、
上記の通り「@(アットマーク)」を間に付けて記載します。
なぜ『分冊識別記号』があるのか?
こちらも『展開記号』と同じく、IPC分類に対する細展開を図るため、設けられています。
例を見てみましょう。
IPC分類の最小単位(グループ)に続けて『分冊識別記号』が設けられてますね。
※以下ではIPC最小単位はB21B 1/00、分冊識別記号に関しB21B 1/00@A等があります。
本日はここまで!
次回は『FI分類の改正』について説明しますね~。
ではまたでーす(^▽^)/